今日は、KORGから発売された「iELECTRIBE Gorillaz Edition」をご紹介します。
世界で最も成功をおさめたバーチャル・バンド「Gorillaz」が4thアルバムとなる『The Fall』をリリースしました。『The Fall』は、定番ミュージック・アプリ「iELECTRIBE」をはじめとするiPadアプリで制作されています。これをきっかけに、コルグとGorillazが手を組み、全く新しい「iELECTRIBE」を生み出したのが、今回発売された「iELECTRIBE Gorillaz Edition」です。
今でこそ本家Appleの「GrageBand」や、以前ご紹介したPropellerhead Softwareの「ReBirth for iPad」等多くの音楽系アプリが販売されていますが、iPad登場とともにKORGから発売された「iELECTRIBE」は、タイムリ−な発売時期と贅沢に搭載された様々な機能のおかげもあって一時期はiPadアプリのTop 10に入り続けてきました。
今回発売された「iELECTRIBE Gorillaz Edition」は、直感的なビート・メイキングが可能な 「iELECTRIBE」の基本性能をそのままに、Gorillazのグルーヴを生成するためにカスタマイズされた、新しいリズム・マシンです。Gorillazの最新アルバム『The Fall』の素材を使ってGorillazならではのジャンルレスな音楽を作ることができ、Gorillazファンならずとも楽しめる製品に仕上がっています。
上記写真のように、「iELECTRIBE」のインタ−フェイスとは違った感じでいかにもア−ティストが使いやすいようにテ−プでマ−キングしたり、ポップな色にエフェクタ−を塗ってしまったような感じですよね。実は、バックアパネルもカッコいいんです。
いかにも、アナログチックな感じでク−ルですよね。
では、ヴォ−カリスト2Dによるム−ビ−をご覧下さい。*日本語字幕版がアップされていましたので差し替えました。
*日本語字幕版チュ−トリアルム−ビ− part2 です。
「Gorillaz」は、アニメキャラクターとして描かれた2D、マードック、ヌードル、ラッセルから構成される架空のカートゥーン・バンドです。
ラップからヒップホップ、 パンク、スカ、ヘヴィメタルまで、多様なジャンルの音楽を生み出す。バンドの正体はイギリスのロックバンド、「Blur」のフロントマンである、デーモン・アルバーンと「Tank Girl」などの作者である、コミック・アーティストのジェイミー・ヒューレットによるプロジェクトです。
今回のアルバム『The Fall』は、デーモン・アルバーンが、2010年10月に「Escape To Plastic Beach Worls Tour」は始まる時に思い付いた「この旅を音にしよう!」と言うコンセプトから始まったとの事です。そしてこのアルバムの制作に「iELECTRIBE」他、多くのiPadアプリが使用されているとの事です。
iTunes Music Storeの『The Fall』の紹介ペ−ジでは同時に使用されたアプリが並んでいます。こう言う粋な計らいも嬉しいですよね。
『The Fall』制作時に使用したiPadアプリケーションは、KORG iELECTRIBE、Speak It! Text to Speech、SoundyThingie 、Mugician、 Sylo Synthesiser, Sylo Synthesiser Pro、 Synth、 FunkBox Drum Machine、gliss、AmpliTube for iPad 、XENON Groove Synthesizer、bs-16i、 Mellotronics M3000 for iPad 、Cleartune – Chromatic Tuner、iORGEL HD、olsynth、StudioMini XL Recording Studio。Bassline。Harmonizer、Dub Siren Pro、Moog Filtatronだぞうです。
またKORGの担当者も、「今回の『iELECTRIBE Gorillaz Edition』の魅力は、なんといってもGORILLAZの世界観が存分に発揮されているということ。おもちゃっぽいキュートな外見と、本格的なソフトの組み合わせも面白いです。このアプリはGORILLAZファンにとってはアルバム『ザ・フォール』の世界を広げてくれるでしょう。一方、このアプリを手にした人は今までGORILLAZを知らなかった人でもきっとアルバム『ザ・フォール』を聞きたくなるはず。洋楽に普段あまりなじみのない人でも抵抗なく入れると思います。」と語っています。
また、シンセサイザー音源には、Gorillazの最新アルバム『The Fall』で実際に使用されたサウンドを厳選して搭載(大ヒット・シングル「Doncamatic」で使われたKORG会長 故 加藤孟の声も収録)。楽器カテゴリ別に分類された8つのパートそれぞれに16音色、計128音色を装備しています。16個のステップ・ボタンを使って音色を切り替える「Gorillaz Wave」機能によって、音色選択が演奏の一部であるかのように、直感的な操作でサウンドを操ることができます。
Gorillazの4thアルバムとなる『The Fall』の代表的なパターンを32種類、Gorillazエディションのために新たに作られたリミックス・パターンを32種類、計64種類のプリセットを搭載しています。全てのパターンは、4thアルバムとなる『The Fall』を共同プロデュースしたステファン・セジュイックを筆頭にGorillazとコルグから成る強力なサウンド・チームによって制作されています。
主な機能は、以下の通りです。
音源方式: PCMシンセサイザー(内蔵PCM 128種類…楽器カテゴリ別8パート x 16種類)
パート数: 8(PCMシンセサイザー・パート × 8、アクセント機能搭載)
エフェクト部: 8種類 × 1系統(ステップごとのエフェクト・オン/オフ、パートごとのセンド・オン/オフ可能)
ショート・ディレイ、BPMシンク・ディレイ、グレイン・シフター、リバーブ、コーラス/フランジャー、
フィルター、トーキング・モジュレーター、デシメーター
シーケンサー部: 最大64ステップ(パートごとに全パラメーター記憶可能なモーション・シーケンス)、
テンポ:20-300BPM(タップ・テンポ/スイング機能装備)、パターン・セット機能
*ソング機能はありません
メモリー・パターン数:160パターン
(32プリセット・パターン×2バンク、32ブランク・パターン×3バンク)
その他: ・真空管回路VIRTUAL VALVE FORCE搭載
・オーディオ・エクスポート機能
(パターンの書き出し、演奏のリアルタイム・レコーディング:16bit-44.1kHz ステレオ WAV)
・音楽配信共有サイト「SoundCloud」でのパターンおよび演奏オーディオ・データのオンライン公開機能
・WIST (Wireless Sync-Start Technology)対応
・AudioCopy機能対応
・外部USB-MIDI機器による演奏/コントロール対応 (Apple iPad Camera Connection Kit経由)
また、このブログでおなじみのVJFranzKが、YouTubeにデモム−ビ−を3つ上げていたのでそちらもご覧下さい。
Part2のBeatmaking 1 をどうぞ
続いて、Part3のBeatmaking 2 Back to 1984 Y’Allをどうぞ
いかがでしたでしょうか?iPad2の発売を控えて中々面白いアプリが登場しましたね。
なお、10,000本限定プライス¥1,200で発売中ですので興味のある方はお早めにどうぞ。
では、また〜(^-^)/