以前、「Steely Dan の難解なコードを Donald Fagen 自ら解説しているビデオ!」と言う記事をアップした時にSteely Danについてはもう一個ネタがあってアップしますって書いたまま放置していたネタです。
最近は、学生時代に聴いていた音楽を聴く事が多くなってしまっています。勿論、最近の音楽も少しは聴くんだけど、なんか高校、大学と音楽漬けになってた頃の曲っていいんですよねぇ。。。年とったせいもあるかもしれないんですけどw
CDになって11曲とか入れられるようになってから、曲を詰め込む事が由とされ上質なアルバムが減った事もあるかもしれません。
また、生の演奏が主体であり、丁寧に作られていた70年代から80年代の多感な頃に聴いていた音楽は良く出来ていたって言うこともあります。
また、iTinesに入れてあるライブラリがAORやClassic Soulだったり、Jazzだったりする事もあるかもしれません。何しろ最近は、外出時には車の中でも電車でもiPhoneで音楽を聴くのが普通だし、家でもiTunesで音楽を聴く事が普通になってしまったからかもしれません。
新しい音楽と出会うチャンスが減ってるのもあるかもしれませんが、それを以前ほどには敢えて積極的にしていないって言うのもあるかと思います。
さて本題についてですが、僕は高校時代にSteely Danの「Aja」と言うアルバムに出会い衝撃を受け大ファンになってしまいました。
ただ、その頃は本人達は元々ライブ嫌いと言う事もあり、ライブ活動は行っていなかったので、アルバムを購入して聴きまくっていました。
「Aja」に続いて発表された「Gaucho」と言うアルバムを最後に彼らは一旦活動を停止してしまいます。
何枚かのソロアルバムは発表されたのですが、グル−プとしての活動は全くなしと言う状況でしたが、好きな音源ですから本当に聴きまくりました。
僕的には、「Aja」が一番好きですが、1枚前の「The Royal Scam」と「Gaucho」の3枚が特にお気に入りなのでこの3枚の曲に関しては楽曲のソロまで大げさですが鼻歌で歌えるくらいになっていたのです。
その彼らが再結成し、1994年に初来日を果たします。僕は、東京ベイNKホールの公演に行きました。最初に、バンドが何曲かをメドレ−で演奏し、いよいよ両袖から二人が登場。軽く抱擁をしてポジションにつきます。
1曲目の「Green Earrings」のイントロが始まった時にはもう感極まって涙が出そうなくらいに感動していました。ただ、ライブが進行していくうちにその気持ちが段々変化していったのです。
このバンドは、結構ギタ−サウンドが要なのですが、正直その時のギタリストがあまり良くなかったのともう鼻歌で歌えるほどになっているwソロが違うので段々違和感を覚えてきました。
そうなんです。今日書きたかったのは、あまり同じ曲を聴き過ぎるとライブで聴いた時の感動が薄れてしまう弊害があるって事なのです。
勿論、編成や演奏者、アレンジ、テンポ等が変わるので別物として捉えなければならないのですが、その時は僕にはどうしても許せなかったのでした。
その後、LAのハリウッドボ−ルで半年後に同じツア−を観れたのですが、その時のギタリストは良かったのもあってかなり楽しめました。
現在彼らは、アルバム毎の曲でライブをやったり、インタ−ネットでリクエストを募ってリクエストデイを設けたりしながらライブをやったりしています。つまり、「Aja」の日にはアルバムを全曲演奏し、プラスアンコ−ルで何曲か演奏するって言うパタ−ンです。彼らっぽいアプロ−チですが、日本では流石に実現していません。
この記事を書くきっかけになったのは、mixiのSteely Danのコミュニティ−で最近の活動について読んでいた時にYouTubeにアップされていた1本のム−ビ−を見た時でした。
では、「The Royal Scam」に入っている「Kid Charlemagne」のオリジナルを聞いて下さい。
この曲は、Larry Carltonのギタ−が前編にフィ−チャ−されている曲なんですが、mixiにアップされていたム−ビ−ではLarry Carltonがゲスト出演していてまさしく自分のソロを完全に再現しているではありませんか!もう感激です。あぁ、やっぱりそうだよね〜って言う気持ちに確信を持ったのです。
このム−ビ−は観客が違法にアップしたものなので、音も悪いしいつ消されるかわかりませんが、もう一本載せておきますね。
なお、そのギタ−ソロは2:00辺りから聴けます。
少し贅沢な考え方なのかもしれませんが、音楽ってそう言うものだし、オリジナルより先にカバ−バ−ジョンが好きになってしまっていたりすると、オリジナルが物足りなく聞こえたりしちゃいます。
映画も観た時の心情や、年齢で見え方が変わってしまい、作品に対する思い入れや評価が変化します。
そんな事ってありませんか?特に若い時に見たり聴いたりしたものってある程度大人になってから見直すとがらりと評価が変わったりします。
面白いものですよね。エンタ−テインメントって。。。
そう言うちょっとした繊細なものが印象を変えてしまう要素を含んでいるだけに色々な楽しみ方が出来る今の時代は良いのか悪いのかはわかりませんが、ちょっと視点を変えたり環境を変えて楽しんで見てはいかがでしょうか?
今日のネタはちょっと極端な例かもしれませんが、ご参考になれば。。。
では、また〜(^-^)/
お〜!ラリーにカーロック!たまらないっす。
ume_changさん
初めまして。コメント有り難うございます。
やっぱり、オリジナルメンバ−がいいですよね。音とかは悪いですが、それを超越する物があります。
流石です。今後とも宜しくお願いいたします。
[…] iTunes : 同じ音楽を聴き過ぎた時の弊害?! 以前、「SteelyDanの難解なコードをDonaldFagen自ら解説しているビデオ!」と言う記事をアップした時にSteelyDanについてはもう一個ネタがあってアップしますって書いたまま放置してい… おぉ、Steely Dan イイよね!ライブは行ったことないですぅー。 […]
Asaiさん コメント有り難うございます。お返事遅くなって済みません。Steely Danは最高です。今でも聞いてます。ライブも感動しましたよ〜。ただ、この記事の通りだったんですけどねw 2回目にLAで見た時には素直に楽しめました。もう一回見たいなぁ。。。
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