iPadのiOS4.2の新機能として、マルチタスク、AirPrint、AirPlay等が注目を浴びていますが、実は音楽系アプリにとって重要な機能が進化しているのをご存知ですか? MacではおなじみのCoreMIDIと言う機能がiOS4.2から正式にサポートされているんです。
CoreMIDIとは、もともと2002年にリリースされたMac OS X 10.2(Jaguar)でCoreAudioとともにサポートされたMIDIのドライバ機能で、Mac OS Xがサポートするドライバを含むMIDIの基本機能の事を言います。ただ、現在では機能も変化してきてiOS上でのCoreMIDIとは、簡単に言うと、MIDIキーボードやMIDIインターフェイスをiPadやiPhoneへドライバ不要で接続できる機能となっているようです。
今日は、そのCoreMIDIでどんなことが出来るかをYouTubeのムービーをご紹介しながらご説明します。
対応アプリがまだ少ない事もあり、今後のアップデートで対応アプリが増えることによって更に色々なことが可能になると思いますが、今回は、現状対応しているアプリでのご紹介です。
先ずは、iPadのシンセアプリの代表的なアプリの一つYonacSoftwareのminiSynth PROでCoreMIDIを使ったデモ曲です。
このムービーは、iPad Camera Connection Kit経由でM-Audio Oxygen 49 MIDIキーボード/コントローラーを使いminiSynth PROで制作されたものです。ドラムパートは、同じくYonacSoftwareのminiDrum PROを使用しています。
勿論、iPad単体での演奏も今まで通りに可能なのですが、MIDI経由でキーボード等を使う事で表現力の幅が広がります。つまり、iPadのアプリを音源として使う方法ですね。
続いて、iPadから多くの代表的なDAWソフトをコントロール可能なSaitara SoftwareのAC-7 CoreをWiFi経由でAppleのFinal Cut Studioに同梱されたSoundtrack ProでオーディオエディットしてFinal Cut Pro上に移動して同期させるデモのムービーです。最初に、WiFi設定の説明がありますが、驚くほど簡単です。
また、マルチタスクが可能になったことにより、アプリをいくつか同時に立上げて曲を作ることも可能です。
このムービーでは、Tiv StudioのBeat Vibe for iPadでリズムパートを作成しループさせながら、SonosaurusのThumbJamでキーボード等を入力し、最後にYonacSoftwareのminiSynth PROでメロディーを弾くと言うデモをしています。
このように、iPadがCoreMIDI対応になったことで音楽制作の幅がまた一つ広がった気がします。
こう考えると、時期iPadにUSBポートが搭載されるのもうなずけるかもしれません。
良かったら、試してみて下さい。
では、また〜(^-^)/